AppleのノートパソコンPowerBookDuo(以下Duoと略す)をLANに接続するには、DuoDockという拡張装置が必要である。 しかし、Appleがサポートを打ち切った現在、中古でもDuoDockを発見するのは困難な状況となっている。
Duoに格納している過去のデータを、Linuxの環境に移す必要があり、Duoを家庭内LANにPPP接続した。 ここで紹介するのは、家庭内LANの構成である。
※2001/06/16追記。TRJ7000という交換機の入手は難しいようだ。変わりに、FAXをプリンタ代わり使うためのアダプタが使えると思うが、試していないのでなんともいえない。
家庭内LANの構成を下図に示す。
ノートパソコン1は、家庭内交換機を介してダイヤルアップルータにPPP接続し、家庭内LANに接続している。PPP着信機能はダイヤルアップルーターの機能を使用した。
ノートパソコン2は、直接家庭内LANに接続している。
デスクトップパソコンは、ダイヤルアップルータを介して、プロバイダに接続する。
ノートパソコン2を、直接プロバイダに接続できるようにしているのは、メールの受信確認時後の回線切断をメールソフトに自動的に行わせる為である。そのうち、プロバイダとは常時接続にするので、そうなればこんなルートは不要である(いつになることやら)。
家庭内LANの構成機器の詳細を下表に示す。
構成機器 | 製品名 | メーカー | 備考 |
---|---|---|---|
ダイヤルアップルーター | NetGenesisDual (MR-NWGDS) | マイクロ総研 | RASサーバ機能,IPマスカレード機能,ハブ:4ポート内蔵,RS-232Cシリアルポート:2ポート,10baseT/100baseTX |
モデム | TO-BXF56K | Panasonic | V90,K56flex,56Kbps |
家庭内交換機 | TRIJACK(TRJ7000) | INTEGRAN | 内線ポート:3,外線ポート:1 |
ノートパソコン1 | PowerBook Duo 2300c | Apple | MacOS7.6,14Kbpsモデム内蔵, |
ノートパソコン2 | Winbook QuatroV166MX | SOTEC | Windows95,Linux |
ノートパソコン2用LANカード | LAK-CD021BX | TDK | 10baseT |
ノートパソコン2用モデムカード | FMC-561 | サイキューブ | V90,K56flex,56Kbps |
デスクトップパソコン | - | 自作DOS/V | Linux,10baseT |